ご依頼は真夜中のカフェへ

〜前作のあらすじ〜

ある町の一角にあるカフェ。
夜になると、そこに現れる謎の探偵・石井桜。
お金の為ならどんな依頼でも引き受けるのが彼女のモットー!
特に事務所は構えていないが、カフェのオーナーである竹山に店が閉まった時間に
その場所を借りて、依頼主と待ち合わせをしていた。
そして、今回訪れた依頼主は・・・。
なんと!まさかの殺し屋ボス・矢高からの依頼。
出来の悪い部下・岡部を立派な殺し屋にして欲しいという依頼であった。
流石に、殺し屋の育成などやったことの無い桜は、断ろうとするが、大金を支払うと
言う矢高の言葉にすっかり乗ってしまい、安易に引き受けてしまった。呆れる竹山。
次に来た依頼人は、ベテラン刑事・福岡いちご。
世の男性の心を奪ったと言う、魔性の女の似顔絵を探して欲しいという依頼
であった。のちに、その似顔絵が矢高であることが判明。
どうでもいい話だが、いちごちゃんは、旦那とラブラブな一面を持っていた。
本当、どうでもいい話・・・。
この依頼も引き受けた桜。
続けてやってきたのが、どこかネジの外れた恋する女・川島すみれ。
この店で財布を落とした時に、新設に拾ってくれた岡部に一目ぼれをし、
岡部を探して欲しいと依頼をしてきた。
すでに岡部の正体を知っていた桜は、会わない方がいいと、諦めさせようとするが、
引き下がらない川島。しぶしぶながら引き受ける桜。
依頼人とやりとりしていく最中、元相棒・立川との過去を思い出す桜。
今となっては幻の探偵となった立川が残したのは、優しい笑顔だった。
そして、竹山へ託したのは、桜への感謝の言葉であった。
再び現在。
一度にたくさんの依頼を引き受けてしまった桜のもとに、再び訪れた矢高と岡部。
調査結果を伝える桜。殺し屋どころが、殺されそうになっていた人を守ったりと、
やることが全て裏目にでてしまった岡部。
見かねた桜が、殺し屋の「いろは」について語る。
殺し屋の「いろは」とは、「い」は「色仕掛け」、「ろ」は「露出狂」、「は」は「葉っぱ隊」
必死に対応しようとする岡部だが、理不尽にも桜にダメ出しをされてしまう。
桜は、困惑する岡部に自分の武勇伝を語る。
(全部桜さんの妄想ですけどね:by竹山)
矢高・岡部がいる最中、突然福岡登場。似顔絵を早く探して欲しいとのこと。
福岡と矢高を会わせたくない桜は、必死に二人の間に入るが、ホットミルクネタで
盛り上がってしまった二人は、追うものと、追われるものとの関係すらをも超えて
仲良くなってしまった。どうする桜!?
とかやり過ごした桜だが、取り残された岡部の存在に気が付き、自分の昔の
出来事を岡部に話す。
そして、動き出す桜の探偵パワー!
全員、集めます!作戦は・・・こう!
全員呼び出したはいいが、矢高が死んでいると駆けこんでくる岡部。
しかし、それは勘違いで、空腹で倒れていただけであった。
そこへ加わった川島。初恋の人を目の前に、暴走しだす。
それをなんとか阻止しようとする桜だが、暴走しだしたのは、川島だけでなく、竹山も
動き出してしまった。
突然矢高へ包丁を突きつける竹山。
わざと岡部を煽ることをし、岡部の本心を引き出そうとする。
そこから始まる桜の説得。
一騒動があったけど、何とか依頼をクリアーすることができた桜。
これで難なく日常が過ごせるかなと思った矢先に現れたのは暴走娘の川島。
相棒になると押しかけてきた川島に、昔を少し思い出す桜と竹山。
こんな何気ない日常も悪くない。